エロマンガ

夢を見つめる、それはわずか30cm手前のモニタを見つめるということだ。

僕はエロ漫画を描いていて、これはエロいのか、抜けるのか、という疑問がニコニコ動画のコメントみたいに右から左へよぎっていた。

なぜなら、誰かに「自分で抜けますか?」と聞かれた時、僕は自信を持って「はい」と答えることが出来ないからだ。

 

ネームを切っててチンチンがカタくならない。

昔はチンチンをカタくしながらネームを書いていたのに、最近はメッキリ、ソレが排泄のためだけに用意された器官かのごとく、僕のチンチンはカタくならなくなってしまった。

 

その原因は欲望にあった。

こういうキャラクターにこういうスケベな事をさせるという欲望、つまり、リビドーが、無意識のうちに意識的に薄れ始めていたのだ!

 

ストーリーが心理が起承転結が、って難しいこと考えるうちに、あたかも多忙によってセックスレスになった夫婦の夫みたいになって、作者の性の衝動によってわずかに生じる作品のブレ、つまり、触れたときに感じる振動がなくなっていたのかもしれない。

 

僕は最近ずっとそうだ。難しいこと考えて空回りしてる。

1+1が2であることは変わらないのに、田んぼの田とか日とか考えて混乱してる。心を開いて自分が伝えたいことや思っていることを発信すると、その扉の隙間から何者かが侵入してくるかもしれないと恐れている。

 

それも今日でオシマイだ!

俺はエロ漫画家をやめてスケベ漫画家になる。

自分の作品でヌケるスケベになって、どんな質問もノープラグラムだ。

人類がみんな滅んでたったひとりで漫画を描いた時に褒めてくれるのは自分しかいないから。褒めてくれる人を探す前に自分で自分を褒めなきゃ!

そういうふうに僕は思う。以上