俺が俺である理由

12歳、漫画を描くのが好きだった

15歳、漫画でお金を稼げることを知った

19歳、漫画でお金を稼ぎ始めた

 

20歳と8ヶ月、なんで俺は漫画を描いているんだろう

家を追い出されて生活をするのにお金が必要だった

お金を稼ぐために漫画を描き始めた

でももし宝くじで1億が当たったりアタッシュケースに入った1000万円を拾ったら

きっと俺は漫画を描くのなんてやめている

野心があった

希望があった

俺にはこれしかないと思っていた

 

そんな気持ちも薄れ始めている

なぜかというと俺は失恋をした

みんなのアイドルだった彼女は別の男にメロメロだった

俺は夢を夢のままにしたかった

握った石が宝石だと信じていたかった

 

もしかしたら俺には他の可能性があるのかもしれない

俺というスクリーンいっぱいの映画は映画館の一部に過ぎない

ただ毎日生きるためのお金を稼ぐことに必死の20代

まだ始まったばかりの人生だけれど

オレの悩みは尽きることがない